MSWの開発した「ハイブリッドロケットエンジン」は、

固体プラスチック燃料と液体酸化剤を用いて燃焼させる

方式のエンジンです。

燃料のプラスチックはホームセンターでも手に入るような、

爆発リスクの無い「安全性」のきわめて高い材料です。

さらに従来のエンジンと比較し圧倒的に「シンプル」な

構造となっています。

この2つの特徴が「コスト」の大幅な削減を実現し、

大量生産を可能にします。

通常、宇宙で使用されるタンクは溶接により製造されますが、

その過程では品質の安定性や納期の長さという課題がありました。
しかし、MSWの「無溶接タンク」は品質の安定性を維持しつつ

納期を短縮することに成功しました。

さらに、宇宙用機器に要求される内部デバイス（PMD）や

清浄度要求にも対応しています。